コンピュータは私たちの生活に欠かせないものになった。現に、これを見ている皆さんは、パソコン、タブレット、スマートフォンなどのコンピュータを使用しているはず。
イギリスのSF作家アーサー・C・クラークが提唱した3つの格言(いわゆる「クラークの三法則」)がある。
- 高名だが高齢の科学者が「それは可能である」と言った場合、その主張はほぼ確実に正しい。彼が「それは不可能である」と言った場合、その主張はほぼ確実に間違っている。
- 物事の可能性の限界を測る唯一の方法は、その限界を少しだけ超えて不可能の領域に踏み込むことである。
- 十分に高度な科学技術は、魔法と区別できない。
特に3つめの「十分に高度な科学技術は、魔法と区別できない。」はよく引用される。コンピュータはまさに「魔法」に見えるかもしれない。どういうしくみか分からないが、すごいことができる、何でもできる。
しかし、コンピュータの基本的な原理ができてから、そのしくみはさほど変わっておらず、ただ単に小型化、高速化したにすぎない。
そのようなコンピュータについて、「コンピュータを自分で作る」ということを通して、そのしくみを学んでいきたい。

